未完成のままの商品をお客様に提供する。
手間のかかる商品や、よく壊れる車ほど愛着がある・・
このような現象を「イケア効果」と言う。
イケアとはスウェーデンに本社がある組み立て式家具メーカーであり、福岡なら新宮に店舗がある。
イケアのように、完成品ばかりを売るのではなく、自分で組み立ての一部を行うことにより、商品に「愛着」が生まれ、完成品を買うよりも満足度が高くなる。これが「イケア効果」である。
イケア効果を確かめるために次のような実験が行われた。
まず、被験者にイケアの家具を組み立てさせる。
次に、同じ家具をプロが組み立てたものを一緒に並べる。
それぞれいくらまでならお金を出せるかを尋ねたら、被験者は自分が作ったものに対してプロのものよりも高値をつけた。
自分が労力をかけたものを高く評価したのだ。
ビジネスへの応用
この考えをビジネスに応用してみよう。
未完成の商品を売り、お客に一手間かけてもらうことで商品の魅力を高めることができるかもしれない。
そのための勉強会やワークショップもビジネスになるだろう。