適応と最適化の果てに

適応すれば適応力を失う。
最適化とはある特定の条件に特化することで、言い換えれば、他の事態に対応できなくなるということ。

遊び、無駄、非効率。実験。そういった余裕のない組織は、環境の変化に耐えられず崩壊する。

「効率化」というのは適応であり、やればやるほどコストは下がる。ここでいうコストは費用だけでなく時間も含む。
効率化を突き詰めた組織は強い。ただし、外部環境が一切変わらなければ、という条件付きでだ。そして現実にはそんなことはあり得ない。

経営者としては、多少の「無駄」や「非効率」を許容できければいけないな、と思う。
適応しすぎれば、適応力を失うのだから、ある程度の遊びを残した組織なりシステムを作る。
そのためにかかるコストは受け入れる。保険のようなものだと考える。

ダイエットしすぎれば、風邪を引きやすくなる。
自転車選手は、自転車上での運動に特化するあまり、1km以上の歩行ができなくなると聞く。

何ごともほどほどに、というと、人々の耳目を集めない結論になってしまうのだが、真実だ。

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