出典はアメリカの昔の自己啓発本だったと思うが、忘れてしまった。
間もなく卒業という大学生が年老いた弁護士にこう聞いた。
「仕事を何にするかまだ決めていなんです。弁護士という職業はまだ、僕の入る余地がありますか?」
すると、次のようなウィットと真実に満ちた答えが返ってきた。
「下のほうはすし詰めだが、上のほうにはまだ空きがたくさんある」ーー どんな職業や商売でも、上のほうの階は空いているものだ。
そう、中小企業診断士でも、経営コンサルタントでも、そして他のどんな商売でも。
上には色々あるだろう、専門を極めてもいい、マルチに活躍してもいい。
今自分は、下のほうですし詰めになっていないか?
もしそうなのだとしたら、上のほうにたくさん空いている席があるのに、なぜ昇ろうとしないのか?