完全なる幸福

In theory there is a possibility of perfect happiness:
To believe in the indestructible element within one,
and not to strive towards it.

完全なる幸福を実現する方法は、
自分自身のなかにある確固たる「何か」を信じ、
そしてそれを磨くための努力をしないことである。

ーフランツ・カフカ

皮肉が効いているが、真実でもある。
自分が正しいと思っている人は幸せだ。
単に視野が狭いだけかもしれないが、
本人が幸せならばそれでもいいのではないか?
下手に磨く努力(知識の習得)などしたら、
自分の中の「何か」が崩壊してしまうではないか。

残念ながら自分は「知らないこと」に耐えられない。
自分の中に確固たるものも持っていない。常に疑っている。
磨こうにも磨く対象がないのではあるが、
別の形で努力(半分趣味みたいなものだが)はしている。

結果、幸福になったかというと甚だ疑問ではあるのだが、
そのような生き方が許される(おおめに見てもらえる)
環境に身を置かしてもらっていることは、
少なくとも幸福には違いない。

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