自分を商品にし、しかるのちに自分を消す

独立すれば、自分が即ち商品になる。
これは私がコンサルだからというわけではなくて、どんなビジネスだってそうだ。

誰かが同じ商品を販売しているのなら、価格もそれほど変わらないのなら、なぜあなたから買う必要があるの?
この質問に答えることができるということは、自分という「商品」を理解し売り込んでいるということに他ならない。

なので、個性を出そうと努力してきた。
ブログを書き、異業種交流会に顔を出し、知識を披露し、自分の商品を買うとメリットがある、差別化されていると主張してきた。
それはある視点から見れば単なる道化として映ったかも知れない。でも、確かに効果はあった。

初期はそれでいい。でも、会社が大きくなる過程で、そのやり方が今度は逆に事業の足を引っ張ることになる。
社長が商品ならば、それを扱えるのは社長だけとなる。社員がいくら増えたところで、サポートしかできない。
その会社のどんな仕事も、社長が関わらなければ先に進まないのなら、効率化など、拡大など望むべくもない。

創業時、個人でやっていた頃と、ある程度の規模になり組織めいたものができてきてからでは、やり方が異なる。
自分の色はもう消して、会社として商品を売り込んでいかなければならない。

自分という「商品」を、愛する自分に、「販売中止」の判断を下してしまうのは辛い。
今まで高い評価を受けてきたとしたら尚更だ。

でも、それを乗り越えなければ、いつまで経っても個人商店のままで終わることになる。
それが悪いとは言っていない。自分自身がそれを望むのであれば、それでいいだろう。

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