2月になり、いくつかの補助金の公募が始まりました、本予算が国会を通過すれば、さらに多くの補助金の公募が始まるでしょう。
公募前の基礎知識シリーズ、第6回です。
■過去の記事はこちら
補助金の季節に向けて(1)〜補助金と助成金の違い
補助金の季節に向けて(2)〜補助率の考え方
補助金の季節に向けて(3)〜補助事業の目的を押さえる
補助金の季節に向けて(4)〜補助金は「後払い」、立替金が必要
補助金の季節に向けて(5)〜「試験範囲」を把握する
書類作成は面倒
はっきり言って、補助金の申請書を作成するのは面倒です。
日頃から自社の事業の特徴、業界の状況、新事業のネタや事業がもたらす社会的な効果などをきちんと整理できている社長はそれほどいません。
頭の中には素晴らしい計画やビジョンがあるんです。ただ、それを言語化しない・できないという方が多い印象です。
補助金の申請書を書くという行為は、まさにその「自社事業の言語化」をすることです。
慣れてないと大変です。また、添付資料を揃えるもの面倒、採択(合格)されてからの事務処理も面倒です。
だからこそ、当社のサービスが評価されている、とも言えますが・・・・・
時給換算で考えてみる
面倒ではありますが、その作業を行うことで補助金がいただけるわけです
例えば、200万の補助金が受けられるとしましょう。書類作成が面倒で、なんだかんだで20時間かかってしまった。
大変な作業ですが、時給で考えると、200万÷20時間=10万円です。
「自分はいま、時給10万円の作業をしている」と思えば、頑張る気にもなるのではないでしょうか。
自社事業の利益率と比較する
さらに、自社事業の利益率と比較してみてください。
仮に自社の利益率を5%とします。200万の利益を出すためには、200万÷5%=4,000万の売上増が必要です。
つまり、この面倒な作業で得られる200万を売上向上により得ようと思ったら、今の売上に4千万プラスすることになるわけです。
どちらが簡単かは、明らかですよね。
必ず採択されるわけではないですから、比較が単純すぎたかもしれません。
でも、補助金の申請に時間をかけることは、それほど効率の悪いことではないと思いませんか?
それでも面倒、苦手、という方は、当社のような専門家のサービスを利用すれば良いのです。