ものづくり補助金には、様々な「神話」があります。
出所不明の噂だったり、誰かの勘違いがいつのまにか定説になったり、
コンサル会社が自分の利益のために敢えて嘘を拡散したり・・・・
そんな噂を紹介するシリーズです。
今回の噂はこちら。
会社の規模が小さかったり、赤字だったりすると、申請しても採択されない
先に結論を言うと、そんなことはありません。
当社のクライアントでも、社長一人だけの製造業やIT企業、
家族経営で売上高1千円前後の食品製造業の方が無事採択されています。
直近期が赤字の企業でも問題ありません。
会社の規模や利益金額よりも、申請書のレベルが重要ということです。
事例1:売上の小さい企業の依頼は受けません?
先日依頼のあった機械商社、自分の取引先が補助金で設備を導入したいというので、ツテを頼ってコンサルタントを連れてきたそうです。
そのコンサルタントは話を聞いていわく「売上高がこの程度の企業はお断りしています、申請しても採択されませんから」と。
機械商社の担当者は、「そんなものなのか」と思ったのですが、諦めきれずさらにツテを頼り当社にたどり着きました。
当社で依頼を受け、無事採択されました。何の問題もありませんでした。
事例2:土壇場で仕事を断られる
別のケースでは、コンサルタントが訪問し、申請に向けて打合せをしていたのに直前になって「依頼を受けることはできません」と言ってきたとのこと。
もっと割のいい仕事が見つかったのか、規模も小さく赤字の企業だったので、採択の可能性が低いと判断したのか・・・・
締切まで残り1ヶ月、途方に暮れた社長はやはりツテを頼り、当社にたどり着きました。
タイトな日程ではありましたが、社長の頑張りもあり無事採択されました。
「神話」にご注意を
無知あるいは誠意のないコンサルタントに言われたことを信じ、
せっかくのチャンスにチャレンジすることさえ出来ない社長の気持ちを考えると、
やるせなくなります。根拠不明の「神話」に、くれぐれもご注意を。