特注品は、新事業のための試作品である

クライアントから自社のサービス範囲を超える
「特別な発注」を受けることがある。

「それはうちの製品・サービスではありません」
と一律に拒否していたら、中小企業はやってられない。

小回りが効くのは中小企業の
数少ない利点のひとつだ。
クライアントの要望を満たせるよう、
必要であれば勉強したり他社と連携したりして
なんとか問題解決に取り組む。

特注品ではなく試作品。一回限りで終わらせない

その際、「今回限りの特注品」として
物事を処理してはいけない。
同じ様なニーズを持っているお客様は
他にもいるかもしれない。

いっそ、今回の取り組みを整理してまとめ、
新商品・新サービスとして
始めてはどうだろうか。

クライアントからの無理難題を
「今回限りの特注品」として
ネガティブに捉えるのではなく、
新たな商品・サービス開発のチャンス
としてポジティブに捉えるのだ。

#もちろん、その「特注品」に広くニーズが
#あるかどうかの検証は必要ではあるが。

「特注品ではなく試作品」
そう考えて対応すれば、
クライアントのわがままを満たすために
いやいや対応していた作業(これは言い過ぎかもだが)が、

「クライアントからお金をもらいながら新商品・新サービスを開発するチャンス」

に変貌する。

その方が気分もいいし、何より、
上手くいけばさらなる利益につながるのだから。

関連記事

  1. 「わかりやすい」の落とし穴

  2. 当たり前にやれば、それだけで

  3. 分析麻痺

  4. ものごとをどこから眺めていますか

  5. SWOT分析

    「強み」と言われてもピンとこないのなら「良い違い」を探す

  6. 予測できるか、コントロール可能か

最近の記事

  1. 2024.04.26

    世間の評価
  2. バックアップ、プランB

    2024.04.23

    雨が降っても
  3. 2024.04.15

    メンテナンス

読書記録(ブクログ)