生きていく限り、テクノロジーから逃げることはできない。
テクノロジー(技術)というのは、何もITに限った話ではない。
石器だって、当時としてみたら高度なテクノロジーだったろう。
現代に限らず、人間がよりよい生活をしようと思えば、
テクノロジーを拒否することはできない。
パソコンでは味のある文章がかけないと、
万年筆で文章を書くのにこだわる人
(そういう人が昔居たのだ)は、
知らないうちに万年筆という
テクノロジーに頼っている。
本当にテクノロジーを忌避するのであれば、
石版に文字を刻むか?
文字だってひとつの技術なので、
何も語れなくなるかもしれない。
つまり、テクノロジーを批判しているのではなく、
単に自分が理解できない新しいものを
感情的に嫌っているだけなのだ。
感情が先にあり、そこに理屈をくっつけている。
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能力の衰えをテクノロジーで補う
先日、とある同世代の士業の方と話した。
彼は最近、パソコンやスマホ、いろいろなIT機器を
積極的に購入し、クラウドサービスも使いながら
新しい仕事のやり方を模索している。
決してITが好きでも、詳しいわけでもない。
彼はこう言った。
「40代を越えた自分の能力は、
これから衰えていく。
知能も、判断力も体力も。
ITを使って自分の能力を
補っていかなければ、
これから先も戦い続ける
ことはできない。」
という危機感から、多少無理してでもITの勉強を
行うことにしたそうだ。
彼が事務所を構える県内の同業者のなかでは、
もっともITに詳しい人になりつつある。
その危機感は、正しいと思う。
ITをうまく使えば、ずっと最前線で戦うことができる。
それは法人化しようと大組織になろうと、
究極的には個人事業主でしかない
士業という職にとってとても重要なことだ。
まずは使ってみること
不慣れでも、まずは使ってみること。
使い方が分からなければ、若い奴なりITに詳しい友人なりに
聞けばいいだけだ。
#少なくとも私は、聞かれれば嬉々として答える。趣味なので。
幸いにも、最近はハードも安くなっているし、
クラウドサービスも安価ないしは無料で試すことができる。
自分に合うテクノロジーが見つかるまで、
時間と金を多少無駄にすることがあるかもしれない。
しかしそれでも、自分の能力を補完しかつ伸張させてくれる
良いテクノロジーに巡り会えば、
その後の人生を他者よりも有利に
進めることができるかもしれないのだ。
やってみる価値はあると思わないか?
#ちなみに仮想通貨は別だ。
#ブロックチェーン技術の将来性は認めるが、
#それを投機のシステムとしてだけ使っている仮想通貨を、
#お金を突っ込んでまでやる必要はない。(ICOも同様)
#
#ギャンブルでお金を儲けたいのなら、素直にそう言えばいい。
#
#技術を学びたいのであれば、相場に一喜一憂する時間を
#ブロックチェーンを学ぶことに使うべきだろう。