先日、中部地方の某企業からセミナー講師の仕事をいただいた。
3時からと5時からで、1時間ずつ。いずれも補助金のセミナーで、大手企業の社員向けと、中小企業の社長向け。
話すテーマは変わらない。
同じ話を2回もするのはきついのではないか?と聞かれることがあるが、そうでもない。
私がセミナー講師をする際に話す内容はカチッとは決めていない。
プレゼン資料は作り込むが、喋るセリフはほぼアドリブだ。
多分毎回言っていることが少しずつ違うと思う。
受講者の属性によっても変える。補助金を営業活動に活用したいと思う大手企業の社員と、
自社の設備投資に補助金を活用したいと考える中小企業の社長とでは視点も大きく異なるだろうから、
同じプレゼン資料でも、話す内容が自然に変わってくる。
台本を読み上げるだけのセミナーなら、複数回やるのは苦痛だろうが、
毎回何を喋るか考えながらやってるので、何回やってもさほどキツくはない。
言い方に語弊があるかもしれないが、一期一会の雑談をしているくらいのイメージだ。
まあ、壇上から一方的に喋ってるのに雑談というのもおかしいが。
ただ一点だけ。セミナーは立った状態でやることを自分に課しているため、
長時間立ちっぱなしなのは肉体的にきつい。
立って喋らないと声が出ないし、ゼスチャーができない。
Zoomでやるセミナーは座ったままのため、いまいち調子が出ない。
長時間の移動、長時間の仕事、長時間の講演。
経営コンサルタントを長く続けるには、頭脳はもちろんだが
強靭な肉体も必要だなと、老化してゆく肉体に鞭打ちながらしみじみそう思う。