モデルなきプランは罪悪であり、プランなきモデルは寝言である

二宮尊徳の有名な言葉のもじりです。

道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である
ー 二宮尊徳

ビジネスモデルはいわば「儲かる仕組み」、ビジネスプランは「実行計画」です。
モデルとプランは車の両輪であり、どちらが欠けても中長期的な成功は望めません。

ビジネスモデルだけだと、仕組みはできているものの、何からやっていいのかわからない。
これから起業を考えている方に多いように思います。
儲かる仕組みは考えたが、それを実行に移すためのビジネスプラン(実行計画)はない。
最悪、夢を語るけれど何年も何も実行できてない、永遠の起業家予備軍になってしまう。
つまり、「寝言」ですね。

ビジネスプランだけだと、実行力はあるものの場当たり的になる。目の前の問題は解決できるが、収支を締めてみると結局儲からなかった、というようなことが起こる。
これはすでに数年事業を回してきた方に多いように思います。
日々の仕事はなんとかやれていて利益を出してはいるものの、ビジネスモデルとして確固たるものを構築していないために、ちょっとした環境の変化に大きなダメージを受けてしまう。
言い方はきついですが、経営者も従業員も報われないという意味では「罪悪」だと思います。

作る順番はモデルでもプランでもどちらからでも構いません。
通常はモデルからでしょうが、プランから入ってモデルに気づく・・というパターンもあります。
また、モデルを修正すれば、必然的にプランも変わってくるでしょう。

あなたの事業では、ビジネスモデルを構築し、かつビジネスプランを策定していますか?

関連記事

  1. 安易な業界批判はできなくなる。

  2. 再現性はない

  3. マーケティングの三位一体

  4. テストの繰り返し

  5. お金を稼ぐ

    コンサルタントは「同伴者」ではない。

  6. 中小企業も補正予算を編成してみては

最近の記事

  1. 2024.03.28

    勉強グセ

読書記録(ブクログ)