完璧な解決策があるように見えるなら、そもそもの「問い」を疑うべき

「答えが完璧に見えるときは、問いそのものが間違っている可能性がある」

引用元を忘れてしまった。

世の中には完璧なものはそうない。ましてや企業経営において。
あなたが見いだした答えが完璧に見えるとしたら、それはそもそもの「問い」が間違っている可能性がある。

「すばらしいサービスを思いついた!誰も市場にいない、ブルーオーシャンだ!」
それは本当だろうか?たいていのアイデア(問いに対する答え)は「既に誰かが考えたけれど、実現不可能か、あるいは実現しても儲からないから破棄された」ものである。

アイデアを検証する過程が重要なのであり、そのためのある程度確立された一連の作業がある。
この作業はそれほど楽しいものではない、(一時は)完璧に見えたアイデアに突っ込みを入れていく作業だから。
緻密な検証作業が苦手なのであれば、従業員にやらせたり、外部のコンサルタントに外注しても構わない。

しかし、検証せずに実行するのは辞めたほうがいい。
それは経営ではない。単なる思いつきで行動しているだけだ。
偶然上手くいくことはあるだろうが、継続させることは困難だろう。

関連記事

  1. 一人だけ抜け出すイメージ

    「違い」を主張しなければ、生き残れない

  2. 効率化の果てに

  3. スタッフ2名増員

  4. 有料の辞書サービス「ジャパンナレッジ」を契約

  5. 利益は細部に宿る

  6. 今期が終わる

最近の記事

  1. 2025.01.20

    智慧なくして
  2. 数字、数学、パズル

    2025.01.10

    数の暴力
  3. 2025.01.07

    初日の出
  4. 新年、鶴、富士山

読書記録(ブクログ)