経営は、経済と社会と心理の複合

多数の筆

前回の続き。

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今回参加したセミナーは、講師の入山章栄先生が「ハーバード・ビジネス・レビュー」で連載している記事の過去5回分(1回1万字程度)を読んだ上で参加することが条件だった。

記事中にもあったし、セミナーでも言及されていたが、純粋な「経営学」の理論というのは無いそうだ。他の分野である、経済学や心理学、社会学の理論を応用して作られている。

かつての経営学は、経済学をベースとしたものだった。マイケル・ポーターは経済学者だそうだ。
置かれた経済環境のなかで経営をするわけで、経済の知識は必要だろう。

また、同様に経営は社会の動きと無関係に行うことはできない。社会学が必要とされるのも理解できる。

そして、経営とは煎じ詰めれば人と人との関係に集約される。人間の意思決定や間違いやすい誤りを研究する心理学の分野も、やはり経営には必須の項目だ。

経営学は、これらの学問領域のなかから必要なものをチョイスし、深化させたものなのだろう。
経営学を学ぶだけでなく、経済学・心理学・社会学の最新研究を同時に学ぶことで、より深く経営を理解できる。

個人的には、歴史学も役に立つと思う。
これはいわば心理学の実例なのかもしれないが。

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