最近はマニュアルフォーカス(手動ピント合わせ)のカメラにハマっている。
老眼が進む私の目ではうまくフォーカスを合わせることができず、主題がよくわからないピンぼけ写真を量産している。
何かがうまく噛み合ったとき、主題にはフォーカスがくっきりと合い、
背景は綺麗にボケる、そんな写真が撮れる。
経営も似たようなもので、フォーカスを合わせるべき主題を明確にし、
それ以外はぼんやりと概要を把握するくらいがちょうどいいのだろう。
全体にくっきりピントが合う(パンフォーカスという)ようでは、
中小企業にはとても対処しきれない情報量になってしまう。
逆にピンぼけでは、全てが中途半端になる。
人を雇い、経営者をしていると言えるようになって10年くらいになるだろうか。
(それまでは、法人格はあれど単なる職人だったと思っている)
フォーカスをどこに合わせるか、そして、それ以外をどうやって「ピンぼけ」させるか、
常にそれを考えている。