岡目八目

「岡目八目(おかめはちもく)」という言葉がある。
当事者よりも第三者のほうが、冷静かつ客観的に物事を見ることができるという意味だ。
目の前の出来事から距離を置いて考えた方がよりよい答えが出るということで、我ら経営コンサルタントの存在意義であるとも言える。

岡目とは、八目とは

「岡目」とは、「傍目」とも書く。脇から、つまり、第三者として見るという意味だ。

二人が打っている囲碁を見ている三人目の者は、対局している二人よりも八目、つまり八手先の手が読める、という意から生まれた言葉だそうで、経営コンサルタントをしているとこのような状況によく遭遇する。
ずっと悩んでいた社長が経営コンサルタントのふとしたひと言から解決の糸口を見出す事もあるし、ずっと解決しなかった社内の問題を、中途社員がさくっと解決することもある。

素人は八手先を読めない

「なら専門外の人に見てもらおう」と思うのは間違いだ。
囲碁を知らない人が対局を傍目で見ていても、ルールがわからないのだから八手先なんて読めないだろう。

やはり専門家でなければ。
それも複数の専門家からアドバイスをもらえると尚よい。
八手先のパターンは複数あるはずだから。

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