一日の3分の1は仕事をしているのだから

別れ、さようなら、霊体、天国

中小企業診断士の資格を得るために、日本マンパワー福岡校(残念ながら、今は福岡校は無い)に通っていた。

「企業経営理論」という科目の講義は福岡校の校長(中小企業診断士)が担当していた。
彼が授業の冒頭にこんな発言をしたのを、今でもよく覚えている。

一日の労働時間は短くても8時間、つまり、一日の3分の1だ。
その時間が楽しくなければ、人生は楽しくないのではないか

この言葉を聞き、それから先の人生では、一日の3分の1を占める仕事の時間を楽しく過ごすためにはどうしたらいいのかを常に考えることになった。

中小企業診断士になり、コンサルティング会社に転職した。
筆舌に尽くしがたい激務の中、「この人生は楽しいのだろうか」とずっと問うていた。
楽しくないと思えば、楽しくなるようにいろいろな工夫をしていた。

独立した現在は、幸いパートナーや顧客にも恵まれ、自分の好きなようにやらせてもらっている。
プレッシャーもあるし、辛いこともあるけれども、「楽しい」と思える毎日だ。

なるべくその場を楽しくしようとする努力は、人によっては「ふざけている、不真面目だ」と取られてしまうこともある。「楽しく、真面目に」物事を遂行することができる、というのが納得いかないと考える人達は一定数存在する。
でも、どうせやるなら楽しい方がいいじゃないか。違うのだろうか?

10年以上前に、本人も何気なく言ったかもしれない言葉が今も私を縛っている。
もちろん、良い意味で。

巻先生、ありがとうございました。

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