自由に耐えられる人間はそれほど多くない

自由は素晴らしいことだと思うが、取り扱いには注意は必要だ。

完全な自由に耐えられる人間はそれほど多くはない。
なんでも自分で決めなければいけないのは面倒だし、何より疲れる。
自分の判断に自信が持てないことだってある、世の中の全てのことに精通するのは不可能だ。時間がいくらあっても足りない。

自由というのは、責任を自分でとる、という意味だ。
失敗した場合、間違った場合、誰のせいにもできない。自分が悪い。

そんな生き方はきついし、辛い。なので、人は自由を放棄したくなる。
誰か、自分より優れた人に決めて欲しい。
そして、自分を縛るルールを決めろと叫ぶ。
誰かが決めたルールの通りに動く方が楽だし、仮に失敗したとしてもそれは決めたその人が悪いことにできる。
自分たちと意見が異なるものは排除される。周囲には同じ意見、同じ服装、同じポーズをとる人たちだけになる、なんて快適なんだろう。

そうやってできたルールはやがて自己増殖し、気づいた時には、かつての自由な環境は失われている。

そして、一度失った自由を取り戻すのはとても難しい。
戦争に負けるとか、会社が倒産寸前になるとかの破滅的な事態が起きないかぎりは、自由が戻ってくることは、ほぼない。

関連記事

  1. あいまいなままで前に進む能力

  2. 安定した出力の人

  3. 価値観の違いで済ませるなら、議論の意味がない

  4. 自己主張の話。父の教育方針

  5. 「偶然」と「時間」という暴君

  6. 誰かの正義は誰かの悪

最近の記事

  1. 2022.01.11

    実行力の差
  2. 2022.01.06

    さようならSNS

カテゴリー

読書記録(ブクログ)