もう8年くらい、モレスキンのメモ帳(方眼タイプ)を愛用しています。
15冊くらいは使ったでしょうか。
過去を悔いるな、未来を夢見るな、心を、現在のこの瞬間に集中せよ
購入後、裏表紙に必ず下記の一節を手書きで記入します。
Do not dwell in the past, Do not dream of the future, Concentrate the mind on the present moment.
過去を悔いるな、未来を夢見るな、心を、現在のこの瞬間に集中せよ
ブッダの言葉と言われています。
過去と未来は人間の頭にある概念上の存在であり、実際には「今」の連続が人生です。
過去の失敗に思い悩んだり、未来を考えて不安になったりすることで「今」をおろそかにするのは本末転倒です。
どうせ、過去には戻れないし、未来を予見することもできないのですから。
刹那的に生きろ、というのではありません。
過去の反省は「今」間違った選択をしないために必要です。
未来の計画も「今」正しい道を歩むために必要。
そう、すべては「今」のためにあります。
それは事業計画ではなくて、反省文か、未来への希望です。
事業計画について考えてみましょう。
昨年、売上が予算未達なのであれば、単価なのか数量なのか、業務プロセスのどこに問題があるのかを見極めた上で、「今」何をすべきかがわかるのが「良い過去の使い方」です。それができていないなら、それは反省文。
また、今期の予定を立てて、現状との差異を認識した上で「今」何をすべきかがわかるのが「良い未来の使い方」です。それができていないなら、それは単なる「こうなるといいな」といった未来への希望にしかすぎない。
今の行動レベルまで具体的に落とし込めたとき、初めて機能する「事業計画」ができあがります。
「今」の行動を決めるために必要なものは何か?という観点で、過去と未来に思いを馳せましょう。それ以外は、趣味でやる分にはいいのですが、あまり生産的な活動とはいえないでしょう。
常に「今」を意識して行動する。そんな思いを込めて、メモ帳を更新するたびにこの箴言を記載しています。