募金をして忘れる。そこからは自分の事をやる。

京都アニメーションに募金をした。
わずかな金額ではあるが。

今回のような事件に限らず、
災害やテロなどがあれば、悲しい思いに包まれる。
何かしてやりたいとも思う。
でもできることは限られる。

とはいえ、ずっとそのことについて考えているとこちらの気も塞ぐ。
悲しい気持ちで仕事をしてもよい結果は出せない。

現地に出向いてボランティアに行くことなんてできない。そういうことが自然にできる人は尊敬する。
ただ、私はいちおう零細企業の経営者なので、日々細々とした業務に忙殺されている。
会社のことを放り出してボランティアに行けば、すぐに会社が傾いてしまうだろう。
#この数年で、まともに休めた日なんて数えるほどしかない。

そこで、災害やテロが起きたときは、すぐに募金するようにしている。
赤十字に募金することが多い。今回のように対象となる企業・団体自体が
募金を受け付けているのであれば、そこに直接募金する。

そしてこのことについてはきっぱり忘れる。関連する記事も積極的には見ない。
これ以上の貢献はできないと割り切る。SNSでニュースを引用しようが、お悔やみを述べようが、
後日の経緯を追っかけようが、それは当事者にとって何の影響もない。

私にできることと言えば、きちんと働いて、納税して、消費して社会に貢献することだ。
冷たいと思うだろうか?
残念なことに、自分の力でどうにもならないことを考え続ける余裕があるほど、自分の能力は高くはない。
目の前のことに集中しなければ、目の前のことすら片付けられない、小さい人間だと思う。

関連記事

  1. 社長を縛れるのは社長だけ

  2. かつて居た場所

  3. はしごを降りるとき

  4. 人には愚かなことをする権利がある

  5. タートルネック

  6. 不平等と不公正

最近の記事

  1. バックアップ、プランB

    2024.04.23

    雨が降っても
  2. 2024.04.15

    メンテナンス

読書記録(ブクログ)