瞬間を切り取り、記録する

撮影、カメラ、草原

大学生のころから、写真撮影を趣味にしている。

当時、アルバイトで貯めたお金で、初期のデジカメ、カシオのQV−100を購入した。
35万画素と初期の写メールケータイなみの画素、電池は10分ももたない、データ伝送はシリアルケーブルで転送に恐ろしく時間がかかるという代物だったが、「これが未来の写真撮影だ」と感動したのを覚えている。

それから20年以上が立ち、機器は進化した。自分のスキルも(ちょっとだけ)進歩した。
昔は高嶺の花だった高性能なレンズも買えるような大人になれた。

ファインダーを覗いて、焦点距離やフォーカス、F値やシャッター速度などの設定を行い、二度と来ないであろう、この一瞬を切り取る。
この行為自体に歓びを感じており、同じ歓びはどんなに高性能なスマホでも得ることができない。

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