「あいつだけずるい」と思うことはままある。
自分と対して変わらないのに、もしくは自分よりもレベルが(学歴が、容姿が、コミュ力が)低いのにも関わらず、
うまくやっている奴を見れば、誰だってそう思うのではないか。
仕事に限らない。恋愛でも、投資でも、人間関係でも、ずるく立ち回っているように見える人はいるものだ。
そこでどうするか。
一つは「自分も同じようにずるく立ち回ろう」。これは模倣戦略であり、うまくいくのなら一つの最適解だ。
もちろん、そう簡単に真似できるものではないと思うけれど。
他には「自分は別のやり方で満足のいくものを見つけよう」。これは差別化戦略だろうか。
やり方は何も一つではない、自分の性質を踏まえて、うまくいく方法を探して実践すればいい。
例えずるい奴ほどはうまくいかなかったとしても、納得はできるように思う。
一番だめだと思うのが、「あいつを貶めて、自分と同じところまで落とそう」だ。
エネルギーの使い方を間違えているし、ずるい奴が落ちたからといって自分が上がるわけでもない。
「全員で平等に、貧乏になろう」
これは社会主義を揶揄したフレーズだけれど、そうならないように「人は人、自分は自分」と超然としていたいものだ。
キラキラした他人の人生は、見ないに限る。SNSをほぼ辞めてしまった理由の一つだ。