3C分析、プラスワン〜その2

歯車

前回の続き。有名なフレームワーク「3C」に、Cをひとつ追加する。

前回は4つめのCとして「環境(サーカムスタンス)」を付加した。
今回は、管理者(コントローラー)を追加した3C+Cだ。

大手ネット通販サイトへの出店やアプリストアなど、顧客と直接接触できない業界の場合は管理者(コントローラー)の影響が強くなる。
コントローラーの意向次第で競争環境はガラッと変わる。その影響は、程度の差はあれ競合他社(コンペティター)にも及ぶ。

フレームワークに頼りすぎることの弊害

フレームワークは便利だが、これを絶対守らなければならない、というわけではない。
現実社会は複雑なので、これらのフレームワークがぴったり当てはまらないこともある。
単純化しすぎてしまい、重要な要素が抜け落ちてしまうこともあり得るだろう。

現実社会を無理矢理フレームワークに当てはめようとするのは、既製品の洋服を買って、サイズが合わないからと言って過激なダイエットをするようなものだ。

3C+Cは筆者が3Cを改良したものだが、同様に各自がそれぞれの事情に併せて柔軟に追加・修正して使えばよいと思っている。

車輪を再発明してはいけない

「車輪の再発明」という言葉がある。
意味は「広く受け入れられ、確立されている技術や解決法を知らずに(または意図的に無視して)、同様のものを再び一からつくること」だ。

フレームワークという考え方の枠組みが多数存在しているのに、それらを活用せずに一から自分で考えようとするのは、まさに車輪を再発明するようなものだろう。そんな無駄なことは、してはいけない。

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