経験則と法則と

幽霊、おばけ、モノクロ

教師「地球が平らじゃないことは知っているな」
生徒「うちのあたりでは平らです」
ー1920年代のイギリスの有名なラジオドラマ「「セントマイケルズ校第四学年パート2」より

人は自分の体験で物事を判断しがちだ。
だけど、それが間違っていることもある。または、体験した内容が他のケースでは通用しないことも。

自分は霊が見える、と言う人と話したことがある。
彼の体験としてはそうなのだろう。それを疑っているわけではない。

しかし、彼「だけ」に見える、と言うのなら、
彼の目の前に霊が実在し特定の人にしか見えない可能性よりも、
彼の脳に何らかの特殊性があり、視界に本来ないものが見えてしまう、と考えた方が合理的だ。

「いや、こういう事例があるじゃないか」「私の友人はこうだった」と言う反論は、反論になっていないことが多い。
全体の傾向を話している人と、個別の例外的なケースを話している人とでは、噛み合うわけもない。

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