6W4Hを分類すると
6W4Hはおおまかに①背景・理由の説明である「なぜ」、
②場面・状況・対象の説明である「いつ」「どこで」「だれが」「だれに」、
③出来事や解決策の説明である「何を」「どうやって」「いくらで」「どれくらいの期間で」「どれくらいの量」の3つに分類できる。
①背景・理由の説明である「なぜ」
6W4Hに沿って誰かに伝えたいことがある。
最初に考えるべきは「なぜ」それが発生したのかだ。
○事実と意見を分ける
「なぜ」を説明する際には、数字などの皆が同意できる「事実」と、
自分が考えた「意見」を明確に分けなければ、
あとのWやHの説明が曖昧になってしまう。
事実であれば、それが正しいという証拠を提示しなければならないし、
意見であればなぜ自分がそう思うのかを皆が納得できるかたちで答える必要がある。
○「なぜ」を一段上から見る
「なぜ」を一段上から見よう。
つまり、「なぜ」それを伝えなければならないのかを考えるということだ。
禅問答みたいになってしまうけれど、それを考えないと単に起きたことを伝えるだけの「伝令係」になってしまう。
一段上の「なぜ」は、「目的」「ゴール」と言い換えることもできる。
何でも伝えればいいというわけではない。
目的・ゴールを考えれば、伝える必要のないことはたくさんあるし、伝え方、つまり後のWやHを変更した方がいいかどうかもわかる。