マイナス感情に取り込まれないように

不景気な話ばかりで、気が滅入る。
先が見えないというのは不安なことだ。

経営コンサルタント(中小企業診断士)の仕事をしていると、危機に陥った企業の悲痛な相談を受けることが多い。
特にこんな時期には、その質・量ともに増加する。

悩みはそれぞれだし、同じ経営者として共感もする。
準備なしにそれらの相談にのれば、マイナスの感情が伝染してしまう。

専門家は皆悩んでいる

先日、某金融機関の社員と話をしたのだが、彼も同様のことで悩んでいるそうだ。
相談内容は厳しい話ばかり、なかには、いろいろな事情により支援(融資)が難しい案件もある・・・・・
「こちらも病みそうですよ。もちろん、(金融機関として)今が頑張りどきなんですけどね」と。

正しい判断をするためには

カウンセラーがクライアントの悩みを聞いている内に自分も病んでしまうというのはよくある話だ。
意識して相対化しないと、自分もマイナスの感情に落ち込んでしまう。
そうなれば正しい判断ができなくなる。
依頼者の期待に応え、適切なアドバイスをすることも、できなくなってしまう。

冷たく見えるのかもしれないけれど

相手の悩みを客観的に、距離をおいて考える。
その姿勢は救いを求める依頼者からしたら「冷たい」「親身になっていない」と取られるのかもしれない。
けれど、どんなに共感を示したとしても物事は1ミリも解決しない。共感を示すことは目的を達成するための重要なパーツではあるものの、我々は「解決策を提示すること」を求められている。

自分の感情はあくまでフラットに。専門家として適切な判断ができるように。

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