経営をポーカーにたとえてみる。
ポーカーでは、配られたカードでなんとかするしかない。
カードチェンジはできるけれど、それも結局は「配られたカード」ではある。今よりもいいカードが配られる保証もない。
経営で言えば、手持ちの経営資源(人モノカネ)でなんとかするしかないのだ。
有能な人材が突然入社する、誰かが製造設備を貸してくれる、出資者が現れる・・・可能性はゼロではないが、それに期待しても何も変わらない。
カードチェンジはできるかもしれない。例えば、社員をクビにする、新事業を始めるなど。
それでも、もういちどカードをもらう機会ができるだけで、「配られたカードでなんとかする」という本質は何も変わらない。
ポーカーで、ディーラー(カードを配る人)やゲームのルールに文句を言う人はいない。
経営だと、文句を言う人がいる。政治が悪い、業界の慣習が悪い、従業員のやる気がない・・・
文句を言っても何も変わらない。
繰り返すが、配られたカードでうまくやるしかない。
それが嫌なら、自分がディーラーになるか、新しいルールのゲームを創造するかだ。
#イカサマをするという方法もあるが、これはお勧めしない。