総合歯科医療商社である株式会社モリタさま主催の
ものづくり補助金セミナーで講師を務めました。
アンケート結果を見る限り、みなさん満足いただけたように思います。
今回のセミナーを機会として、受講者の皆さんがなにがしかの行動につなげてもらえれば、うれしいです。
講演時間に合わせて、情報の出し方を変える
今回は1時間半の時間をいただきました。
同じプレゼン資料でも、話し方によって30分でまとめることも、3時間話し続けることもできます。
なぜ同じコンテンツで話す時間を自由に変えられるかというと、
セミナーで語る内容を3段階にわけて、持ち時間に合わせて使い分けているからです。
1.重要・必須事項
重要・必須事項、これは持ち時間が何時間でも、必ず伝えるべきことです。
今回のセミナーで言えば締切や加点項目、発注や入金のタイミングがそれにあたります。
これは10分で説明して!と言われても、外すことはできません。
#実際に打合せの席では、2分で概要を説明できます。
2.できれば知っておいた方がいいこと
1.よりは重要度が落ちますが、できれば知っておいた方がいいこと。
これは1.を喋っても時間に余裕がある際に、話す内容に加えます。
プレゼン資料でいえば、小さい文字で書かれている箇所です。
まずは概要を抑えたい、という人にには1を、もう少し詳しく知りたいという人には2まで喋る、というかたちです。
1を聞いて、興味のある部分だけ深掘りしたい、という人には、質問してもらって該当する2の部分を語ります。
3.余談、事例。記憶に残りやすいエピソードなど
1と2を喋っても余裕があるのであれば、余談や事例などを話します。
ストーリー形式の方が人間の記憶に残りやすいですし、面白く興味を持ってもらいやすいので、
3の分量が増えれば増えるほど、受講者の満足が高い傾向にあります。
今回のセミナーで言えば、ものづくり補助金を活用して事業を発展させている同業者のエピソードなどは、
受講者(今回は歯科医師やディーラー様)は自分の状況に照らし合わせて熱心に聞いてくれます。
#もちろん、実際の社名は伏せています。
あらかじめ3つに分けておく
自分が話したい内容を、あらかじめ1,2,3に分類しておくことで、持ち時間に合わせて過不足ない話ができる、というわけです。
2分ならコンパクトに重要事項だけ、2時間あるならエピソードをふんだんに交えて受講者が満足し、記憶に残るように。
私は3段階にわけますが、2段階でも5段階でも、自分が好きなようにやればいいと思います。
もし、段階で分類せず、思いつくままに話しているとすれば、余談ばかりで大事なことを喋れなかった・・・という後悔を繰り返すことになりかねません。