経営コンサルタントは「翻訳業」である

経営コンサルタントに必要な能力のひとつは、「翻訳力」です。

学者の書いた難解な経営書を解読し、忙しい中小企業の経営者にわかりやすく提供する。
ITなどの最新技術、マーケティングの最新理論、他地域(国内・海外)でのビジネス事例・・・・・

日々の仕事を振り返ると、自分がやっている仕事の本質は「複雑な事象をわかりやすく翻訳し提供する」ことだとわかります。

もちろん、ただ翻訳するだけではありません。
目の前の経営者が置かれた状況(時代、地域、業種、経営者の個性)に合わせたカスタマイズができなければ、「入門書を買って自分で読めばいい」となるわけで。

一冊の経営書をまるで聖書であるかのごとく崇拝し、どんな顧客にも同じ理論で指導をするようなら、その人は伝道師であって経営コンサルタントではないと(私は)考えます。それこそ、本を読めばいいわけです。

複数の道具をもち、状況によってその道具を適切に使い分ける。必要ならば自分で道具を改良する。
この情報過多の時代に経営コンサルタントという職業で生きていくのであれば、経営者がやろうとしてもできない、まるで千手観音のように多数の「道具」を持っていなければいけません。

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