職場生活の良し悪しを決める、重要な要因ふたつ

ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー2016年12月号の特集「ホラクラシーの光と影」によれば、
「職場における精神生活」の質を左右する圧倒的に重要な要因とは、以下の二つだそうだ。

  1. たとえほんのわずかな達成であっても日々進歩(成長)を実感できること
  2. 必要な手段や助言、手助けを与えてくれる同僚の存在

進歩(成長)の実感

1の条件を自然に満たすような仕事、日々成長を実感できるような、新しいことの連続という状態は難しいかもしれない。
そもそも、効率的に仕事をしたければなるべく同じパターンの業務に落とし込むべきで、新しいことばかり続くとしたら、ビジネスモデルがおかしいか、業務の標準化ができていないかのどちらかだ。

ただ、単純な繰り返し仕事でも、生産性向上の工夫をすることで「成長」を実感するような仕事を仕方にできるだろう。
「どうやったらもっと効率的に仕事できるか?」を考えて実行に移し、そのフィードバックを得ることで、日々の進歩(成長)を感じられる。要は心がけ次第だ。

「必要な」サポート

2の条件、これは会社の雰囲気、漠然とした「社風」にもよるだろう。もちろん経営者の方針の影響は大きい。
業務を細かく規程して「人は人、私の業務ではないのでやらない」とか「誰かを助けても私の評価にはならない」というような冷めた職場であれば、2の条件を満たすのは厳しい。
また「必要な」という前置きがポイントだと思っていて、過剰なおせっかい、不必要な助言はかえってマイナスの効果を生みそうだ。
中庸といってしまえばそれまでだが、バランスの取り方が難しい。

また「同僚」とあるが、ここをシステムで代替することはできないような気がする。精緻なヘルプデスクシステムを構築し、必要な手段・助言・手助けがモニターの情報から得られるとして、それで職場の精神生活の質が向上するとは思えない。結局は「人」の介在が必要なのだろう。

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他にも要因はいろいろあると思う。元記事には残念ながら他にどのような選択肢があったのかは示されてなかった。
ただこの二つが「圧倒的に」重要なのだから、ここができていなければその改善から始めなければならない。

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