輝いているものが選ばれる

人間には明るく、輝いているものを選ぶという傾向があるようだ。

心理学の実験でこういうものがある。
被験者にお菓子の好みを確認した上で、それらお菓子の写真を画面上に短時間表示させ、どの菓子を買いたいかを決めさせる。(ミリツァ・ミロサブリエヴィチ 2012)
この実験で明らかになったのは下記のことだ。

  • パッケージの視覚的な輝きが、被験者の好みよりも重視された
  • 被験者に選ぶまでの時間をより多くかけさせると、輝いているお菓子を選ぶ率が更に高まった

この実験により、人は何かを選択する際、自分の好みよりもむしろその選択肢が輝いている(明るい)かどうかを重視しがちだということだ。
また、選択に時間をかければかけるほど、その傾向が顕著になる。

(続・インタフェースデザインの心理学 スーザン・ウェインシェンク著 61,62pより)

名刺の効果はいかほど

さて、当社の名刺にはホログラム加工を施しており、光を反射してキラキラと輝く仕様となっている。

名刺交換をする際にちょっとした話題のネタになればいいか、と思ってやっているのだけれど、
この輝きのおかげで当社が選択され、仕事の依頼が来ていたのかもしれない・・・・

関連記事

  1. エレベータの行き先を間違って押してしまったら

  2. ナッジ(3)〜選択肢の構造化、ゴールの可視化

  3. 睡眠と運動(県診断協会HP寄稿)

  4. ささいな改善の積み重ね

  5. 歯車

    私のささやかな「働きかた改革」

  6. 「仕事は道具でやるものじゃない」と言われて考えた。

最近の記事

  1. 2023.09.28

    阿蘇、草千里
  2. 2023.09.27

    時がすべてを
  3. 2023.09.21

    真の暗闇

読書記録(ブクログ)