シャイな人のための記述式ブレインストーミング

ブレスト(ブレインストーミング)は、ちょっと恥ずかしい。私のような内向的な人間には特に。

ブレストとは、上記ウィキペディアの記事にあるように、集団でアイデアを出し合う技法だ。
IT系とか広告代理店とか、その手の職場では「まずはブレストしてアイデアを出そう」という話になることがよくある。

個人的にはブレストがうまく機能するかどうかは、参加者のキャラクタに大きく依存すると考えている。
内向的な人や、上司の顔色を伺う人は、いくらブレストで「アイデア歓迎!」と言われても逡巡してしまうだろう。
議論をリードするのが上手い人に流れを支配されて、ブレストをしたのに結局彼の意見がそのまま採用された、なんてことも。

記述式ブレスト

では、内向的な人や組織はブレストを活用できないのか?
自分や自社に通常のブレストが向いていないな・・と感じたら、「記述式」のブレストをやってみるといい。

やり方は簡単で、参加者にA4の紙を配布し、テーマに関連することを時間を取って個別に書いてもらう。
その際、氏名は明記しない。

書いたあと、用紙を回収しシャッフル、再配布する。
参加者は誰かが書いたアイデアを眺めて、そこに追加するかたちでアイデアを重ねていく。

これを何回か繰り返し、最後は司会が発表、ホワイトボードに書き出す。
口頭でブレストをするのとほぼ同じ効果が得られる。

誰の意見かを意識しないためのシステム

口頭だと、どうしても「誰の」発言かを意識してしまう。
ブレストではそれを意識するなと言うけれど、組織にいる以上、現実的には不可能だろう。
無記名で紙に書けば、「誰の」意見かに左右されずに自由にアイデアを広げることができる。

個人の「意識」に訴えるのではなく、仕組みで解決する、という意味でも、記述式の方が優れている。
ただし、口頭での議論のテンポの良さ、偶然の発見、といった要素が記述式では多少スポイルされる、それがデメリットだ。

ちなみに、この手法は「ドイツ式ブレスト」と呼ばれていると何かの本で読んだ。
彼の国も日本と同様、内向的な方が多いのかもしれない。

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