穴が空けば、そこに何かが入る

新型コロナウィルス関連で、セミナー講師の仕事がいくつかキャンセルになりました。

予定していた報酬がもらえないのは経営的にはマイナスですが、
まあ思わぬ時間の余裕ができたと、社内システムの改良に努めています。
#当社は小さな会社ですので、私は社長であるとともにシステム部長や営業部長、マーケティング部長などを兼任しています。

社会人としてのキャリアの初期にシステム開発やサーバー管理、ネットワーク管理などをやっていました。
そのせいか、Linuxを立ち上げ(当時はSlackwareでしたが、いまはAmazon Linux)でBASHにコマンドを入力すると、なんだか古巣に帰ったような懐かしい気がします。
あのころは人生がシンプルでした。技術を学び、業務に適用し、クライアントに喜んでもらう。お金のことは一切考える必要がなかった。

いまは少し複雑になりすぎているように思います。
もはや自分で自分がやっていることの全体を把握できなくなっていますが、
有能なスタッフの支援により、会社という複雑な組織をなんとか成り立たせているのが実情です。


以前使っていたチャットソフトの過去ログを横断検索できるよう、データのHTML化とフリーの検索エンジンのインストールをしていたら、いくつかの電話が。
いわく、一連の騒動による売上減で困っている企業があるので対応策を相談したいとのこと。

穴が空けば、そこに何かが入る。
経済活動がある限り、中小企業診断士のニーズは存在します。

コンピューターと戯れるのは少し後回しになりそうです。

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