腹を立てる余裕

三十年前に、私は人を叱りつけるのが愚の骨頂だと悟った。
自分のことさえ、自分で思うようにはならない。
天が万人に平等な知能を与えたまわなかったことにまで腹を立てたりする余裕はとてもない。

ジョン・ワナメーカー(実業家)

自己啓発書の定番、D・カーネギーの「人を動かす」よりの引用。

そう、腹を立てるにはある程度の「余裕」が必要だと思う。
時間の余裕、精神の余裕。

何かに追われていれば、腹を立てる余裕なんかないはずだ。
私は日常においてそんなに怒ることがないと自分では思っているが、
毎日が忙しくて、怒る余裕がないからなのかもしれない。

暇になった時、人は周囲の「粗」が目につくようになる。
テレビで芸能人の不倫報道を見て憤っているとしたら、
あなたはきっと今「暇」なのだ。

ーー

ワナメーカーも言っているように、自分のことですらきちんとコントロールできないのに、
他人が自分の思うように動いてくれるなんて期待する方がおかしい。

適正も、思想も、生育背景も全く違うのだから、
うまく連携して何かを成せることの方がむしろ奇跡だ、
くらいに思っておいた方が物事は円滑に回るのではないか。
 
他人に期待しないというのとはちょっと違う。
まだうまく言語化できていないけれど。

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