昨年末にSNS、具体的にはFacebookとTwitterを辞めて、もう4ヶ月が経とうとしている。
結論から言うと、特に問題はなかった。(後述するが、一時的には問題があった)
家族や従業員、取引先、友達。大事な人たちはSNSがなくたってそばにいてくれるし、
遠く離れた友人や知人との連絡はLINEやメールで事足りる。
デメリットもある。承認の場が失われたこと。
たくさんの人が「いいね!」と私を認めてくれる、わかりやすい空間はもう存在しない。
リアルでも認められたり褒められたりすることはなくはないが、
それは「いいね!」の数といったシンプルな指標と違い、複雑な解釈を伴う言語ゲームだ。
褒められているようでバカにされていることもあれば、逆もある。その解読には精神をとても消耗する。
嗚呼、SNSは簡単でよかった!もっとも、その簡単さゆえの問題もあるのだろうけれど。
メリットは、自分の人生に直接関係のない情報を得る機会が少なくなったこと。重要なことに集中できるようになったと思う。
情報に疎くなるかと思ったがそうでもない。わからないことは自分で調べるし、ネットニュースを自分の好きな時に見ればそれで十分だ。
Twitterは情報収集用にアカウントを作った。鍵つきで、誰もフォローもせず、フォローもされていないもの。検索だけに使う。
これまでSNSを見ていた時間は、読書や仕事、家族との時間に代わった。
これが元々の人生だった。SNSが流行る前の、私の人生。
それほど事件は起きないし、同じような日々が淡々と続くけど、それが私の人生だった。
SNSとの向き合い方は人それぞれだと思う、個人の自由だ。
やめたことの不利益がないといえば嘘になる。
でも、私には、こっちの人生の方が向いているようだ。