事業再構築補助金のポータルサイトで、二つのアナウンスがありました。
一つは、現在審査中の11次公募の採択発表が予定より遅れること、もう一つは、公募予定の12次公募についてです。
11次公募の補助金交付候補者の採択発表は、元々は令和5年12月下旬〜令和6年1月上旬予定だったのですが、今回の発表では、1月下旬〜2月上旬ごろに延期となりました。
過去の経験上、発表があって1ヶ月以内ぐらいには次回の締め切りとなりますので、12次公募の締め切りは2月下旬〜3月上旬になるのではないかと思われます。
ただ、もう一つのアナウンスによれば、12回以降の公募は「指摘を踏まえた見直しを行なった上で」再開するとありますので、これまでのルールが適用できない(もっと遅れる)可能性もありえます。
その「指摘」なるものは以下です。
「申請書・財務諸表の精査」はした方がいいと思いますが、
「四半期ごとのモニタリング」の費用対効果は疑問です。現在は毎年なので決算書を提出することができますが、四半期ごととなると精度の高いデータを出せないのではないかと思います。かといって定性的な情報だけではモニタリングとして有益かどうか。委員の方が上場企業のように四半期決算をしてるケースを想定しているのでなければいいのですが・・・
また、それができない場合は通常の予算措置とすべきとありますが、通常の予算措置となれば年度末までに一旦事業を終わらせる必要が出てくるため、かつての他の補助金のように春と初夏に公募があるのみといった状態になるのかもしれません。
当社としても正式な発表があるまではあまり動くこともできず、もどかしい状況です。
おかげで?年末年始を静かに過ごせそうな気配がするのはありがたいことですが。