関係者を増やさない

当社は株主は私一人だ。取締役も一人。
どちらも増やす気は無い。しばらくこのまま良いと思っている。

組織の意思決定はなるべくシンプルな方がいいと思うからだ。
役員の人数が増えれば、意思決定は複雑になる。
各人の意図(それは意識されているものもあればそうでないものもある)が紛れ込むし、話あうから「こそ」おかしな結論になることだってある。
株主が増えれば、利益を自分の思うように使うことも難しくなるだろう。配当を増やすために、必要な投資を行えなくなる可能性だってある。

もちろん社員の意見は聞く。私よりも正確に物事を理解していることもある。
でも、最終的な決定権は自分にあることは忘れない。
自分の決定に従わないのであれば、たとえその人がどんなに好業績を上げていても、毅然と「泣いて馬謖を斬ら」なければならない。

ワンマンと言う批判もあるだろが、気にならない。
「話せばわかる」は幻想で、全員の意見が一致を見たとすれば、誰かが不満を口に出していないか、何も考えてない奴がいるかだろう。
誰かが責任を負った上で明確な回答のないことを決定しないといけない。
その誰かとは、中小企業の組織のなかではたいてい「経営者」となる。
明確な回答があるのなら、社員に任せればよい。回答がないからこそ、経営者が決断、つまりどうするかを「決」めて、他の案を「断」つ。

#話せば分かると言って殺された政治家が日本に居たなあ、そういえば。

正直、ワンマンで独裁的な経営ができる性格ではない。責任を誰かに分担できればどんなに楽かしれない。
それは結局、責任から逃げたい、もしくは責任を分散したいだけなんだろうと思い、自分を戒めている。

不確定な情報の中で意思決定を行い、その責任を取るのが経営者であり、煎じ詰めればそれだけが経営者の仕事と言える。
他のことは全て社員に任せることが原理的には可能だからだ。

関連記事

  1. 統計の嘘を見破る5つの鍵

  2. 仕事に没入する方法〜フロー理論のススメ〜

  3. 幽霊、おばけ、モノクロ

    検索できなければ、存在しないも同じ

  4. 福岡県IoT推進ラボ「現場ニーズ把握会」

  5. 2.5プレイスとしての職場

  6. 一人だけ抜け出すイメージ

    自社の価値を見極める、たったひとつの質問

最近の記事

  1. 2026.01.29

    趣味の達成
  2. 2026.01.27

    年相応に
  3. 本棚
  4. 2026.01.22

    オーバー

読書記録(ブクログ)