社長が誰かなんてわからなくても

先日、ある顧客とウェブ会議を行った。
契約をいただいたばかりで、初めての対面だ。
#とはいっても関東の会社なので画面越しではあるが

ある程度議論も進み、話がまとまりかけた頃。
顧客(社長)が、「ところで、あなた(米倉)は、外注さんか何かですか?」と聞かれた。
テレワークだったので、背景が自宅だったからだろう。
また、あとから確認すると髪の毛に寝癖がついていた。それも理由の一つだったかもしれない。

「いえ、株式会社フロウシンクの社長ですよ」と返答したら恐縮していた、申し訳ない。
私自身は何に間違えられようとまったく問題ない。気分を害することもない。肩書きなど単なる記号だからだ。

むしろ、当社はもはや社長が誰なのかを認識していない企業から仕事が来るようになったのだと、別の方向から感心してしまった。
独立当初は「米倉」個人に来ていた依頼は、いまや「株式会社フロウシンク」そのものに来ている。
依頼していただける企業は、社長の名前なんて知らない。もちろん顔も。
仮に私が仕事ができなくなったとしても、依頼はずっとあるだろう。株式会社フロウシンクという、事業体を信頼して。

ずっとこうしたかった。
だから自分の名前を極力出さずにビジネスをしてきた。
会社名に自分の名前を入れなかったのもそれが理由の一つだ。(もう一つの理由は、恥ずかしいから)

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