カモは誰だ?

「ポーカーを始めて30分が過ぎても誰がカモか分からなければ、あなたがカモだ」

という、ギャンブル界?の格言があるそうだ。
これは一部のビジネスにも当てはまるのだろう。

セミナー参加遍歴

このセミナーを受ければ株で大もうけ、売上が3倍になる、上場できる・・・
世のなかには経営者の興味を引くいろいろなセミナーが開催されている。

私もこの10年、いろいろなセミナーに参加してきた。
中には役にたったものもある。たとえば私が毎日ブログを書いているのは、
とあるブログセミナーで言われた言葉が発端だった。
#ちなみにこのセミナーは1000円くらいの参加費だったと記憶している。
#費用対効果は充分すぎるほどあった。

50万円払ってセミナーを受けたこともある。こちらも役には立った。
いま、自分のビジネスがそれなりに順調に行っているのは、このセミナーで
学んだ技術を活かしている部分も大きい。

独立のかなり初期の段階で受けた速読のセミナーも有意義だった。
このセミナーはいまでは、当社の社員ほぼ全員に受講してもらっている。

ここ最近は、セミナー慣れしたというか、自分のなかにある程度知識が貯まってきたせいか、
セミナーに参加するよりも関連書籍を数冊読んだ方が良いと思うようになってきた。
その方が、今の自分の学習スタイルに合っているようだ。

カモは誰だ?

中小企業診断士は弛まぬ勉学が必要だと信じて、
本当にいろいろなセミナーを受講してきた。

ただ、中には「これ明らかに私からお金を取ろうとしているだけだな」
と感じるセミナーもあった。まずは無料ないし格安でセミナーをやり、
詳しいことは高額セミナーで・・・というパターン。

最初のハードルが低いセミナーを「フロントエンド商品」、
後の高額なものを「バックエンド商品」と言う。

このやり方自体は別に悪いものでもない。ただ、フロントエンド商品が
雑過ぎて、売り手の意図があからさますぎるものに出会うと、辟易するだけだ。

こういうセミナーを受講すると「時間の無駄だったな」という思いとともに、
上述の格言が頭に浮かぶ。そう、自分がカモにさせられようとしていたと。

払う金額<得られる価値

まあ自分も、他社の依頼を受けセミナーでしゃべることもある。
なかには、主催企業が受講料を徴収することもあるだろう。

#自社開催はしたことがない。集客力がないし、運営ノウハウも持っていない。
#何より他社からの依頼に対応するだけでもう手一杯だ。

参加した受講者に「私たち、カモにされてないか?」と思われないような、
払う金額より得られる知識の多い、そんなセミナーを開催していきたいものだ。

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