アナログ時代の郷愁

ロボット

先日聞いた話。同業者が新たにクライアントを獲得したそうだ。
そのクライアントはメールアドレスは持っていないので、
やりとりは電話かFAXになる。

PDFでデータをもらうことはできない。
こちらで作成した資料の確認をお願いしようとしても、
メールでファイルを送信できないのでファックスで送信する。
字が潰れて見えない、とのことで郵送で送り直す。
数日後、紙の資料にペン入れしたものが戻ってくるので
その情報をもとにファイルを更新する。

牧歌的な時代だった

かつては全ての仕事がこのような手順で
行われていたのだと思えば、
現代とはなんと効率的な時代なのだろう。

昔だったら3日かかっていたことが、
いまではメールやSNS,メッセージのやりとりで数時間、
短ければ数分で済んでしまうのだから。

エクセルのなかった時代は、
方眼紙を使って表やグラフを
手書きしていたという話を
年上の方から聞いた。
その作業量と時間を想像して
「いい時代に生まれたな」と思ったものだ。

時間は減らず、密度が上がった

経済学者のケインズはかつて講演で、
このまま効率化が進めば、
私達の孫の時代には労働時間は
一日3時間になるだろうと話した。

残念ながらこの予言は外れた。

たしかに効率化は進んだ。
昔と同じ量の仕事であれば、
3時間で済んでしまうかもしれない。

しかし、時間が短くなる代わりに、
仕事の密度が高まってしまった。
人間は相変わらず8時間以上働いている。

AIやロボットの導入でさらに効率化が進めば、
人はやがて一日に3時間しか
働かなくてよくなるのだろうか?

世のなかに競争がある限り、
そんな時代は来ないようにも思う。

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