困難は分割せよ

何から始めたらいいのかわからないのだとしたら、とらえ方が大雑把すぎるのだ。
細かく分割すれば、やるべきことが見えてくる。

上司または取引先から曖昧な課題を与えられることがある。
「〜の企画をして」とか、「問題の解決策を考えて」など。
抽象的な依頼で、何からやればいいのかわからない。そのままだと時間だけが過ぎていく。

解決策は、物事を細かく分割していくことだ。
できれば、「すぐに行動が起こせる」単位まで細かく分割するのがよい。

「売上の上がる企画」はすぐには思いつかないけれど、準備作業として「競合がやっている企画の調査」はできる。
さらに細かく「A社の企画の調査」にすれば、ネットや紙媒体にあたるという「行動」が見える。

デカルトは「困難は分割せよ」と言った。
どこまで分割するかは人により異なるだろうが、「すぐに行動が起こせる」単位までというのがポイントだ。

マインドマップは物事を分割していく作業に有用なツールだと言える。

分割の弊害もある

細かいパーツに分割していき作業を行う。
最後にそのパーツ全てを組み上げても、もとの形に戻らないことがある。
おそらく、分割の過程で抜け落ちている何かがあるのだ。

「全体は部分の集合ではない」、これは企業経営をしているといくつも思い当たることがあるのではないだろうか。
従業員の力が合わさることで1+1が2以上になるケースや、複数事業の相乗効果などだ。

分割・分解は有益なツールだが、結果として全体の効果を減衰させてしまってはもったいない。
部分と全体の関連を検討する「システム思考」の考え方をマスターすれば、分割の弊害を抑えることができる。

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