聞けば分かること

経営コンサルタントというのは、経営に関するお悩み相談室なわけで、
日々いろいろな業界のいろいろな立場の人から問合せを受ける。
よく遭遇するのは、「それ、直接聞けばいいんじゃない?」というような案件だ。

たとえば社長が「幹部が何を考えているのかわからない」と嘆く。
現場が「会社の方針が見えない」と愚痴る。
若手社員が「ベテランからいじめられている」と不審がる。

聞けばいいじゃないか

問題が明確で、誰が答えを知っているのかも明らかなのだから、
部外者である経営コンサルタントの私に相談するくらいなら、直接本人に聞けばよい。

経営コンサルタントは相談で金を取るが、本人に聞くならタダだ。

社長は胸襟を開いて、幹部が何を考えているのか聞けばよい。
現場は管理者や経営陣に「会社の方針は何ですか」と問い合わせればよい。
若手社員はベテランに「私はいじめられているように感じますが、どう考えているのですか」と聞けばよい。

本人に確認せず、周囲に不満を漏らしたりしても無駄だ。一時的な気休めにはなるけれど、ただそれだけ。
周囲から共感を得られても、派閥のようなものを作っても、問題は何も解決しない。

直接確認すれば、ほとんどのことは「思ってたのと違い、たいした問題でなかった」ことがわかる。
確認しないから、自分の中で疑問が増幅していき、社長や会社やベテラン社員を嫌いになり、遠ざける。そして関係がギクシャクするようになる。

怒られたら、その人とは距離を置く

ときどき、聞いただけで怒り出すような、対話のできない手合いもいるのだけれど、
それは「ヤバイ奴」を発見できたということでプラスに考えよう。

そしてその人からはなるべく早く距離を置いた方がよい。

関連記事

  1. アイデアを出しやすい場所を作る

  2. 公園を歩く/時期は予測できないので、複数のパターンを想定し備える

  3. そこに至るプロセスはひとりずつ違う。なので管理しない。

  4. 飛び込み営業はできないから

  5. 良質のアウトプットのためには良質のインプットが必要(ビズコリ)

  6. 業務フロー

    図解の活用(3)

最近の記事

  1. 2026.03.12

    紹介の連鎖
  2. 2026.03.09

    AI配偶者
  3. 2026.03.06

    京都も古典も
  4. 2026.03.05

    出せない

読書記録(ブクログ)