自分を騙してはいけない

最も騙しやすいのは、自分だ。

人を騙すにはそれなりに準備や仕掛け、技術が必要になるだろう。
しかし、自分を騙すのは簡単だ。

第一の原則は、自分をだましてはいけないということだ。自分は最もだましやすい人間である」

──リチャード・ファインマン”
― from “図解リーン・スタートアップ成長戦略”

自分を騙す、正当化するための理由はいくらでも思いつく。
頭が良い人であればなおさらだ。

「絶対」「ずっと」「とりあえず」などと言い出したり、
自分の不遇を景気や政治家、競合他社のせいにしはじめたら要注意。

利益が出たら全額寄付します?

中小企業診断士として、商工会・会議所を通じて
専門家派遣という制度で中小企業の支援をすることがある。
私の報酬は国や県の公金から支払われ、企業側は負担ゼロだ。

ときおり「儲からなくてよい」という社長に遭遇することがある。
いいものを作り、お客さんが喜んでくれたらそれでいいと。
自分と家族が最低限食べていけるだけの稼ぎがあればいいと。

本当だろうか?
自分を騙していないと言い切れるだろうか。
もし本当にそうなのだとしたら、仮に今後売上が上昇し
自分達が食べていける以上の利益が出たとしたら、その超過分は全て慈善団体に寄付するのだろう。

葡萄は本当にすっぱいのか

自分を騙すは簡単だから、常にそうしていないかを観察しないといけない。
たぶん誰も代わりにやってくれない。自分でやるしかない。

イソップ童話の「狐と葡萄」を思い出して欲しい。
あなたは「すっぱいから取らない」のか、「欲しいけど取れないから、すっぱいと思い込んで」いるのか。
どっちだろうか。

すっぱい葡萄 – Wikipedia

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