「心の財布」では、お金に色が付く

A.あなたは映画を見るために前売券を二千円で購入した。翌日、映画館の入り口で券を無くしたことに気づく。あなたは、もう一度二千円を払って当日券を購入し映画を見るだろうか?

B.別の日。映画を見るために当日券の料金二千円を支払おうとしたとき、財布の中には五千円入っていたはずなのに三千円しかないことに気づいた。どこかで二千円無くしてしまったようだ。あなたは、当日券を買って映画を見るだろうか?

 

ほとんどの人は、Aの場合は当日券を買わないが、Bの場合は買う。

どちらも二千円損しているという点では一緒なのに、なぜか?それは、Aの場合はすでに映画の代金として二千円払っているため、追加で二千円払うことが「映画に四千円」払うという認識になるからだ。

Bの場合、無くした二千円は映画とは関係がないため、当日券を買うことに心理的な抵抗はない。

 

「お金に色はない(価値は同じ)」とよく言うけれども、概念的な「心の財布」の中ではお金に色がついているようだ。

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