ビッグワードに注意。焦点を絞って確認すること

ビッグワードを使う人の話は、注意して聞いた方がいい。

ビッグワードとは

ビッグワードとは、対象とする範囲が広いため、受け取り手が「どうとでも解釈できる」言葉のことだ。
「経営」「気づき」「格差」「貧困」「やる気」「改革」など、いろいろなビッグワードがある。

対象を大づかみするためには便利な言葉だ。ただ、いざ具体的な内容を詰めようとすると、「私はそう思ってなかった」「その解釈は違う」などなど、いわゆる「総論賛成、各論反対」に陥りやすい。

大事なのは、もう一段「細かい」話

「経営」が重要、と声高に叫んでいる人は、経営の何が重要だと言っているのだろうか。
営業、経理、社長の性格、社風、経営理念、立地、商品、サービス・・・・いま何の話をしているか、もう一段階細かいレベルに踏み込まずに「経営が重要」と言われても、「それはそうでしょう」としか返せない。

たとえば、「チームビルディングが重要」だと言う人が居たとしよう。
チームビルディング(組織づくりの手法、でいいと思う)が大事なことに関しては皆同意するはずだ。

それだけでは、何も言っていないに等しい。「空は青い」「人は皆死ぬ」といった発言と同じだ。

重要なのは、それをどうやって実現するか、どんな手法があってそのメリットデメリット、現状の環境でそれらが
実現可能なのか?といった議論のはずだ。

ビッグワードを使う人への対処法

ビッグワードを連呼する人には、面倒くさがらずに「それはこういう意味で言っていますか?」と確認するようにしよう。
なあなあにしていると、プロジェクトの終盤で地獄のような目にあうことになる。

たちが悪い人は、細かいことを考えていない。
ただ、ビッグワードを使って耳障りのいい言葉を並べる。
聴く側としても、注意していないとなんとなく納得してしまう。

ごまかされないようにしたい。

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