自分「さえも」客観的に見ることができるか

自分とそれを取り巻く状況を「外部から」分析することができるか。問題解決ができる・できないはこの作業ができるかにかかっている。

これは「メタ視点」と呼ばれる。もちろん幽体離脱を勧めているわけではなく、思考の上でそうしろという意味だ。

通常は、当たり前だが自分の視点から状況を見つめることになる。このまま目の前の問題を解消しようとしても、自分はすっきりするだろう。しかしその結果、相手が気分を害し、近い将来に復讐されるかもしれない。また、環境に悪影響を及ぼすことで未来のどこかで痛い目にあったりする。(「今日の解決策は明日の問題を創り出す」という箴言は、言い得て妙だ)

メタ視点が必要なのはそういう時だ。一旦自分の視点を放棄し、状況全体を外部から、上空から俯瞰する。
そうしたら、見えてくるものがある。

嫌なことばかり言う交渉相手も、そうせざるを得ない事情があるのかもしれない。
いやむしろ、二人を取り巻く環境に問題があるのかもしれない。

メタ視点で分析できれば、「明日の問題」を発生させない解決策を生み出せる可能性が高まる。

メタ視点を育てるのに有効な「システム思考」

システム思考(system thinking)は、状況をメタ視点で全体的に捉え、問題を発見し解決策を見つける上で有益なスキルだ。個人的にはロジカルシンキングやクリティカルシンキングよりも強力だと思っている。当社が企業にコンサルティングを行う際は、これらの思考法を適宜組み合わせて使っている。

システム思考に関してはいくつかの書籍が出ているが、初心者には「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方」がお勧めだ。

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