こだわりをなくせ

私は職人気質なところがある。他人からしたらどうだっていいような、
些細なこだわりを大量に持っているし、なんでも最初は自分でやらないと、なんか落ち着かない。

そのこだわりがあったから、SEとしての大量の勉強にも耐えられたし、
中小企業診断士の資格も短期間で取得できたのだと思う。

しかし、そのこだわりは、経営者としては弱点となってしまう。
社員に仕事を任せることができなければ成長はしない。
その社員個人も、会社の事業規模も。

こだわりというのは現代ではポジティブに使われる。こだわりの一品とか。
しかしちょっと前までは「物事にこだわる頭の固い人間」というように、ネガティブな使われ方をしていた。

「こだわり」も使いどころなのだろうと思う。
こだわりが有効な場面と、逆に足を引っ張る場面。それを見極める。

個人として活動していた昔は前者の比率が高かった。
そして、経営者として活動している今は、後者の比率を高めていかなければ、先はなくなる。

「自分がやった方が(短期的には)早い」「社員にやらせると、100%満足できるアウトプットは出てこない」と言う思考の誘惑?に抵抗するのはとても難しい。
とはいえ、こと当社に関してはこの考え方は誤解だし、欺瞞だ。
当社の優秀な社員は「やらせてみたら、その方がむしろ早かったし、品質もよかった」というケースが多い。
これは経営者としては幸せな状態だ。むしろその幸運をフル活用できていない自分の器の狭さが悲しい。

関連記事

  1. 朝に考え、昼は行動。夕方は読書、夜は寝る

  2. 職業の道楽化

  3. 2倍あれば安心

  4. 世界が歪んで見えるとき

  5. うまくいき続ける

  6. 歴史あるものばかりを

最近の記事

  1. 本棚
  2. 2026.01.22

    オーバー
  3. 2026.01.16

    古書を読む
  4. 2026.01.14

    税負担化
  5. 2026.01.13

    全知全能
  6. 2026.01.09

    実社会の方が

読書記録(ブクログ)