当社、というより筆者の考えとして「社内は一種の実験室」というのがある。
これは、社内ではなるだけ新しいツール、仕事の仕組みを積極的に取り入れて実際の環境で検証し、効果があるとわかればクライアントに紹介する、という意味だ。
経営コンサルタントとして、自分で使っていないものをクライアントに勧めるわけにはいかない。それは無責任というものだろう。
筆者がIT畑の人間で、最新のツールが好きという面も多分にある。次々と新しいツールの学習を求められるスタッフには気の毒だが・・・・・
当社で利用しているITツールの全体像は以下の通りである。
今後数回にわけて各ツールの説明をしていく。
(1)入退室管理(アケルン)
よくあるつまみを回すタイプの鍵にモーターのついたカバーをかぶせ、スマートフォンでドアの開閉ができる「アケルン」というハードウェアを設置している。
当社のスタッフには鍵やカードキーを配っていない。入社時にメールで「電子鍵」を送付され、スマホアプリにその鍵をインストールし、スマホをドアにかざしてドアの開け閉めを行っている。管理者(筆者)は、誰が鍵をいつ開け閉めしたかの記録も確認できる。
(つづく)