調査の際心掛けておくべきこと。
見つかるか
まずは、必要な情報を見つけることができるか。
ネットで検索すれば大抵の情報が出てくる、
いい時代ではあるけれど、
全ての情報をネットで見つけることが
できるわけでない。
書籍からの情報や、人からの情報も馬鹿にはできない。
むしろそういった、皆がアクセスできるわけではない
情報にこそ価値があることが多い。
役に立つか
情報をいくら集めても、それが
役に立たなければ意味がない。
役に立つ情報を見極めるためには、
事実と意見をきっちりを分けるのがポイントだ。
[blogcard url=”https://flowthink.jp/biz/fact-or-opinion/”]
事実はそのまま受け止めればよいし、
意見はあくまで「その情報を作成した人の考え方」として摂取する。
「見つからない」×「役に立つ」情報をどれだけ減らすか
マトリックスで書いてみる。
見つかって、役に立つのは、有益な情報(シグナル)だ。
見つかるけれど役に立たないのは、無駄な情報(ノイズ)と言える。
見つけられないけど役に立つ情報、これがまずい。
調査が不十分だとこの領域が増え、大きなミスに繋がるだろう。
見つけられないし役に立たない情報、これは
「知らなくても問題ない」ことなので放っておいて
構わない。
よりよい調査ができるかどうかは、
「見つける」ことのできる範囲をいかに広げるか、
そしてその中で「役に立つ」情報の割合を
どうやって高めるかにかかっている。
ネット検索だってキーワードの使い方ひとつで
調査の範囲や効率は大きく変わる。
書籍などの情報に当たればその範囲はより広がる。
多様な分野の専門家を人脈に持っていれば、
さらに効率のよい調査ができる。
ただし、全ての情報を漏れなく調べることは不可能だ。
人間の能力には限界があるし、
調査というのは目的があってやるもので、
締切が設定されているはずだからだ。
#無限に時間がある、例えば趣味なら話は別だが
限られた時間と能力で、
いかに充分な量と品質の情報を入手するか。
[blogcard url=”https://ja.wikipedia.org/wiki/限定合理性”]
情報収集の方法については稿を改めて書きたい。