計画を立てると、計画に縛られる。
外部の環境が変わったのに「こういう計画だから」と突き進むのは最悪だ。
目的は計画通りにやることではない、計画は手段にすぎない。
「せっかく作ったのだから」と計画通りに進めようとするあまり、
現実を計画に合わせてしまっては成功はおぼつかない。
とはいえ、せっかく作った計画をあっさりと放棄するのは心苦しい。
計画作成にかけた時間は無駄だったのか?
計画のモジュール化
計画はすべて破棄する必要はない。
外部環境の変化に対応し、一部を差し替えるだけでよい。
全てが無駄になるわけではないのだ。
家電製品、特にパソコンは「モジュール化」が進んでいる。
様々なパーツ(モジュール)の組みあわせで製品が成り立っており、どこかが壊れても当該のモジュールを差し替えれば全体としての動作は保たれる。
また、性能を上げたければ、該当するモジュールをアップグレードすればよい。
計画も極力モジュール化を進めるべきで、一部を差し替えても全体の変更が発生しないように、または自動で変更されるように構成する。
そうすれば、変化に対応できる柔軟な計画ができる。
この分野にはコンピュータプログラミングの手法が応用できるのだが、詳細はいずれ別の記事で。