あらゆる分野で有能な「無能なリーダー」

「あらゆる分野で有能になろうとすると、皮肉なことに、このうえなく無能なリーダーができあがる」

「ストレングス・リーダーシップ」という本からの引用。

どんなに有能なリーダーとはいえ、全分野に精通することはできない。
重要な分野はきっちり抑え、自分が不得意な分野や相対的に重要性の低い分野は部下に任せた方が、全体としてはうまく機能する。

・・・と、言えば当たり前のことなのだが、この「部下に任せる」というのがなかなか難しい。
自分でやった方が早いし品質も高いと思ってしまう。
戸惑う部下を見ると、つい介入したくなってしまう。

社長である自分も、この「任せる」ことが非常に苦手だった。
でも今は違う。顧客数や対象分野があまりにも広くなりすぎて、もう自分一人だけの手には追えなくなってしまった。
つまり、任せざるを得ない状態になった。そうなってしまえば、任せることにも、任せた仕事が失敗した際の責任を取ることについても、さほど苦にはならなくなった。

私は重要なポイントだけしっかりと抑えておけばいい。

あらゆる分野で有能なリーダーになることはできない。少なくとも当社は、そんな単純で簡単な仕事はしていないと思っている。
無理にそうしようとすれば、全てが中途半端になってしまい、無能なリーダーの一丁あがりだ。

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